エネルギー分野

 

 エネルギー分野における主要保険種目は、プロジェクト・インフラ分野で手配されるものと大きく変わる所は有りません。(詳細はプロジェクト・インフラ分野の主要保険種目をご覧下さい。)

 しかしながら、原油・天然ガス開発・生産における保険種目の中で、その事業形態から、他では見られないこの分野独特の保険種目があります。それは暴噴制御費用保険です。ここではその特殊な保険について、簡単にご紹介いたします。

暴噴制御費用保険 概要

保険種目 てん補内容
暴噴制御費用保険(COC/COW/OEE)
COC(Cost of Control)
COW(Control of Well)
OEE(Operator’s Extra Expense)
等と呼称されます。
坑井が暴噴(Blowout)により制御不能となった場合、その坑井の制御回復のために被保険者が支払った費用をてん補します。

<主なてん補項目>

■Section A - 暴噴制御費用

 a:坑井制御のために必要な資機材や付属品の費用

 b:救助井の掘削費用

 c:坑井の制御を専門とする個人又は会社のサービス

  に係わる費用

■Section B - 再掘削費用 (Re-drilling Expense)

■Section C - 油濁賠償責任 (Seepage & Pollution)

         油濁清掃費用 (Clean-up Expense)。

◆ 対象坑井は、被保険者が権益を有する全ての坑井

・掘削井(試掘井、評価井、開発井)、生産井、休止井、圧入井、放棄井、改修井
・但し、救助井については、保険会社への迅速な通知、保険会社による適用料率の決定を条件に自動てん補されます。

◆ てん補限度額 - 1事故共通てん補限度額(CSL: Combined Single Limit)

・Section A、B、C を合算し、1事故あたりの限度額を設定します。
一般的に保険マーケットでは、限度額設定の指標について、AFEの3~5倍、メキシコ湾やアフリカ中南部における水深1,000m以上の大水深鉱区ではAFEの4~6倍が目安だと言われています。